備中高梁ぶらんどとは?

消費者の信頼を高めるとともに競争力強化を図るため高梁らしさ、独自性、品質・デザインの優秀性等を考慮した「備中高梁ブランド」の認定制度を設けました。

主材料に高梁地域の産物を使用し、市内で加工・製造された食品や飲料、工芸品(一次産品・料理は除く。)について、味、デザイン、価格等を厳正に審査し、すべての項目で70点以上のものを「備中高梁ブランド」として認定する。
認定された商品は、品質面・安全安心面はもとより、文字通り高梁を代表するにふさわしい特産品であることを表しています。

「備中高梁ブランド推進協議会」(認定機関)とは?
備中高梁ブランド推進協議会は、市内の商工団体、観光協会、文化団体など12団体で構成され、高梁市の新たな特産品の企画・研究を行うとともに、特産品の中から「備中高梁ブランド」を認定し、市内外に広く宣伝し、販売促進することによって地威産業の振興に寄与することを目的に設立されました。
備中高梁の概要
「高梁」は鎌倉時代から備中の国の中心として栄えました。

かって「松山」と呼ばれたこの地のシンボル「備中松山城」は、現存天守(国重文)を日本一高いところにもつ山城としてよく知られています。
ふもとには城下町が広がり、武家町や商家町など江戸時代の風情を今に残し、小堀遠州作の「頼久寺庭園」(国名勝)は綺麗さびのたたずまいをみせています。

鉱山町「吹屋」は銅の採掘に沸き活気をみせた往時を偲ばせ、「旧片山家住宅」(国重文)をはじめベンガラに彩られた美しい町並みを見ることができます。

ニホンザルの生息地(国天然記念物)として知られる臥牛山をはじめとした吉備の山々に抱かれたこの地域は、緑豊かな自然に恵まれています。
また、清流・高梁川は山間部にある地域の人とモノをつなぎ、その恵みにはぐくまれた歴史と文化は今に伝えられています。

鎌倉時代から780年間、比較的温和な自然の中で生活してきた住民は、風土に根ざしたさまざまな伝統の味を生み出すとともに現代のものづくりの基礎を築いてきました。

吉備高原の標高300メートルから500メートルの山々と悠久の流れ高梁川その支流成羽川、有漢川に囲まれた高梁の地は、季節の織り成す風情が四季折々の佇まいを見せています。高原の温度差を利用した穀類、果物は独特の風味と甘味を持っています。また、庭などへの植栽による日々の生活の中に取り入れられたユズや柿などを活用した銘菓ゆべし、干し柿などは、城下町の茶の湯の発展とともに洗練された滋味あふれる特産品として産み出されている。

石灰岩地帯を貫流する高梁川、成羽川、有漢川の清流は香り豊かな鮎の成育に適し、良質の米の産出とあいまって質のよい日本酒が醸造される。このように自然、伝統、創意の三拍子そろった風土の中から生産者の熱いおもいから美味しい特産品が産み出されようとしてます。